ちょうど1年

あれから今日でちょうど1年。

去年の今日、横浜は梅雨明けでした。


朝の散歩途中、ジュジュがいつも以上に歩かない。
歩けない。

顔を見ると、言葉にできない顔。
なんと表現していいのか...
二度と見たくない顔としか言えないです。

よだれがだらだら。
目の焦点は合ってなくてうつろ。
歩こうとしても歩けない。

おかしい。
絶対におかしい。

熱中症とは思えなかったので、
すぐに近くの動物病院へ連れて行きました。

点滴と検査の結果がでた2時間後。
またもや地獄にドカーンと。


『肝外型門脈シャント』


胃・小腸・大腸・脾臓・膵臓から集まった血管、
これが門脈というらしいです。

門脈は肝臓に流れて、栄養吸収や毒素退治、
細菌の撲滅をして、大静脈に血を送り込みます。

その血が心臓に入り、大動脈を通って血は巡ります。

門脈シャント(門脈体循環シャント)という病気は
先天性のものです。

先天的に、門脈の一部が肝臓に入らず、
そのまま大静脈にバイパスしてしまっています。

肝臓を通らない血液は、栄養が吸収されないため
肝臓も身体も成長できません。
そして、毒素が解毒されず体内をまわってしまうのです。


ジュジュは毒素が脳に入り込んだために起こる
「肝性脳症」という症状で、シャントの典型。

血液検査でアンモニア数値が高いし、ほぼ確実。


この病気は、日常生活で非特異な症状しか出ません。
なので発作や特有の症状が出て検査して初めてわかる。
そういう病気だそうです。

確かにジュジュは食欲不振でヒステリックでした。
それは性格だと思っていたのです。
違いましたね。

ジュジュの闘病生活が始まりました。

投薬と食餌療法。


大きい病院を紹介してもらいました。
日本動物高度医療センター。

X線、全身麻酔での造影剤を使ったCTスキャン。
結果、獣医師から聞いた言葉はつらかったです。


「門脈シャントです」

たいてい1才未満で発症する病気です。
軽いうちに手術して、95%は肝臓の発達もできる。
つまり普通の犬、普通の生活ができるそうです。


3才直前での快復はあまり例がないこと。
手術できるかどうかも開腹しないとわからないこと。

手術できたとしても、門脈高血圧症になりやすい。
つまり、バイパスした門脈を縛ってしまうことで
肝臓への血圧力が高まり負担がかかりすぎること。


目の前が真っ暗になりました。
ここでジュジュを失うことは自分を失うこと。
また「死」という文字が脳みそグルグル。

獣医師がセンター内で協議した結果、
「手術可能」ということになりました。

バイパスしている血管を縛って流れを止めます。
そういう手術です。

ただし、そう、「ただし」がいっぱいです。

門脈高血圧症を防ぐため、少しずつ縛っていくので
1回では終わらないかもしれない。

多発性門脈シャントの可能性もあり、
見えないシャントがあれば完治はない。


担当の獣医師が言いました。

「手術が出来るだけでも助かる可能性があるのです。 
 獣医師としてではなく1個人として言わせてください。

 ジュジュちゃんに手術を受けさせてあげてほしい」

手術をする決断をしました。

助かる可能性がちょっとでもあるのならば。
借金してでも手術をするべき。
(ほんとに借金しましたけど(笑))

そして、わたしの命を救ってくれたジュジュ。
今度はわたしがジュジュを救う番なのです。


7月22日入院。
23日11時から手術。

15時、無事終了。
4時間の大手術でした。

ICUでジュジュに会いました。

全身麻酔でボ~っとしているのに、
わたしの声を聞いて一生懸命立ち上がろうとします。

この生命力。
この強さ。

感動で涙があふれ出てきます。
止まらないんです。


獣医師が来て、

「ジュジュちゃん、手術成功しましたよ。
 1回で縛ることができました。
 幸い、見える細いシャントはありません。

 本当によく頑張りましたよ」

と言いました。

地獄から天国にのぼった感じがしました。


翌日。24日。
面会に行きました。

点滴つけたままガラガラ歩く患者さんみたい。

おなかの傷は18針。

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でもジュジュは元気です。

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ちょっと顔がぐちゃぐちゃですけれど(笑)

1週間後、30日退院。

これまでずっと一緒にいてくれたフラガールと。

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センター内で愛想ふりまきまくって、
医師や看護師の人気を不動のものにしたようで。
頭に「ひまわり」がついてます...

これ以後、センターに行くたびにいろいろと。
ま、おかげで今年のテリア展イベントで優勝(笑)
(この時は頭にチョウチョがのっかってました)


退院時。

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2週間後に抜糸。

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傷は綺麗です。

センターにはお世話になりました。

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ジュジュの発症を機に、いろいろ考えました。
わたしのライフスタイルや将来のことについて。


当時のわたしのライフスタイルは、
9時~24時まで働き、休みは週1日の時も。
常に余裕がなく、お義理で散歩してました。

高タンパク質のフードでジュジュの体調に異変。
気づきませんでした。

肝性脳症は、前兆に「徘徊行動」があります。
確かにありました。

気づきませんでした。
うろうろしているなって、それだけだったのです。

そこでおかしいと感じることができなかったのです。


でも、わたしはとても恵まれていました。

近所の動物病院で「門脈シャントかも」と診断。
これは奇跡に近いことらしいです。

たいていの病院では熱中症と診断されたり、
大きな病院に紹介されるだけだったり。

そして、できない確率が高かった手術ができたこと。
しかも1回でできたこと。
生検で肝硬変の兆候はなかったこと。

もちろん全ての数値が正常になったわけではないです。
シャントが再発した例が多くあるのも事実です。

夜中にジュジュがトイレでうろうろしていると
「徘徊?再発?」と心臓がバクバクします。

それでも今、投薬もなく療法食でもなく元気なこと。

獣医師たちに感謝しています。

とてつもなく落ち込んだわたしを近くで支えてくれた
フラガールとわたしの母、友人たち。

感謝してもしきれないくらいの「ありがとう」

ジュジュが入院しているあいだ、てぃだが救世主(笑)
一緒に「土曜ワイド劇場」みました。

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まるこさん、あいつが犯人です

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いや、てぃだくん、あの人、さっき死んじゃった人(汗)

いろいろ笑わせてくれました。


この時、生き方を変えたいと心から思いました。

長時間通勤や長時間労働をやめました。
無理して事務仕事をするのもやめました。

心身が元気であること=気持ちにゆとりがあること。

飲食の世界にドップリ浸かってみました。
なんだかわたしの世界が見つかった気がしました。


ジュジュは今、普通食で過ごしています。
でもタンパク質はなるべく低く、肝臓に負担かけないように。

調べて調べて、ジュジュに合うフードがありました。
おやつもありました。

肝臓に負担をかけない生活を心がけています。

犬の身体の構造に興味を持ちました。
面白いです。

なにはともあれ「無理しない」「できる範囲で」

気持ちが軽くなったら、やりたいことが出てきました。
(単純ですから)


ずっとやりたかったB&Bをあきらめたわけではなく、
その前にやりたいこと。
今、そのために動き始めました。

前向きに動き始めるとまわりも動くものです。
その動きに乗り遅れないように...

そして、いつも支えてくれる友人たちに感謝し、
元気をくれるでびるずに感謝しています。


1年前の今日を思い出し、今までの流れに心熱くなり、
気づいたらとっても長くなっていました。
老後、読み応えがありそうですね(笑)

もし最後まで読んでくださった方がいらしたら...
心からお礼申し上げます。

前のブログと内容かぶっているので二度目の方、
すみません。


わたしもでびるずもとっても元気です。
日常生活に幸せを感じています。

1年前の今日は想像もしていなかったですね。
今のわたしのこと。

コメント

もう1年になるのね。
みんな元気になってよかった。

そうだったんですね。

軽井沢でお知り合いになれて、うれしかったです。
ドッグとことこが完成しましたので、またぜひ遊びに
来てくださいね。待ってまーす。

☆フラガール☆

去年は本当にありがとう。
フラがいなかったら耐えられなかったかも。

今、全員が元気。
元気が1番だね!

☆LEK&AMO母さま☆

先日はありがとうございました。
(いまさらですみません...)

いろいろありましたけれど元気です。
ドッグとことこ完成しましたか!
お祝いしないとですね。

近々お邪魔しまーす♪

いつも見てます。今日は読んでいる私の方がドキドキしました。ジャックも今はミスターのところで正しくドッグフード中心の食生活をしているので、パウロもジャックと同じかなって感じでドッグフード中心で、ほんの少しおやつのボーロとか、ミルクで、お肉とか卵とかは一度も食べさせていませんね。ジャックと同じ食生活じゃないといけないと思って…
でも、今日ジュっちゃんの事を知って本当に食生活が大事って、私なりにわかりました。
私も仕事人間でしたが、ジャック&パウロが家族になってから人生観が変わりましたね。もっと側にいてあげたいって思いますね。ずっと、いてあげたいって思いますから。側にいるだけで幸せですね。私も、この子達に幸せいっぱい頂いていて感謝の毎日です。我が家のジャック&パウロは天使です。

☆ジャックmama☆

いつもありがとうございます♪
ヒトも犬も食生活って大切...
犬は飼い主がごはんをあげるしかない、つまり出されたものを食べるだけ。
なら飼い主が気をつけないといけないですよね。
家に迎えたら、一生面倒を見るのは100%以上当然のことですもの!
そして、犬に教わること、いっぱいあると思います。
ジャックmamaが人生観かわったように、わたしもライフスタイルが変わり、
やりたいことも変わったけれど、とってもよかったと思っています。
ジュっちゃんには本当に感謝♪

おめでとう!

ジュっちゃん、無事に一年乗り越えることができて、よかったですね。

さくらこも、花音の1歳の誕生日に「免疫介在性溶血性貧血」に。
発見が早かったのと、先生の的確な手当とさくらこの頑張りで、順調に回復。今は、すっかり元気な「パワフルさくらこ」です。
でも、1年以内の再発率90%と言われていましたので、毎日ハラハラ。

本当に、元気が一番。
先生の「家族の方が変?と感じたら、絶対にどこか悪いのだから、調べてください。」との言葉、いつも念頭に置いています。

みんなで、元気に遊びましょうね。

☆さくらこママ☆

あのさくらこちゃん見ていると大病したとは思えない...
さくらこちゃんもジュっちゃんも再発の可能性がある病気、
毎日ドキドキですよね。
さくらこママが「変って思ったらすぐ病院に」って言っていて、
それが脳みそに刻まれていたからダッシュで行きました。
たいてい様子見るわたしですが、この時はすぐです。

元気が1番!いい子は2番。その通り!
次回の集会が楽しみです♪

お久しぶりぶりです!

こんにちは。
ご無沙汰しております。
ジュジュちゃん大変だったんですね。
でも手術も無事成功して元気そうで何よりです!

そして脱・東京!
私も東京を離れ九州に住み始めて今年で6年目。
たぶん、もう、戻れません...(汗)。
(田舎生活にどっぷり浸かりすぎ)

ブログ、楽しみにしてま〜す!



☆バサ子のハハさま☆

お久しぶりです。ご無沙汰してます...
お元気そうでなにより♪

昨年はビックリするくらいバタバタでした。
今年もバタバタですが、いい年みたいで。

もう6年になりますか...
しかもあのおうちだと離れられないですよー。
わたしももう無理...2ヶ月で(笑)
今の家はギークの生家ですよ♪

バサ子ですが...楽しみしてまーす!
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プロフィール

まるこ

Author:まるこ
陽気な肉食系江戸っ子女子。肉食系男子急募!
「ペット栄養管理士」犬猫の管理栄養士。
2012年5月8日住み慣れた南関東を離れ北関東(群馬県)に移住。
国内・海外いくつかに在住経験あるも八重山と群馬がお気に入り。
相棒はノーフォークテリアのジュジュ・てぃだ・那子。
可愛い顔してやること小悪魔の「でびるず」と過ごす日々を、慢性ビンボーでも身体が動くうちにいろいろやりたい山好き・酒好き・ごはん好きが徒然なるままに...

*わたし 12月12日生
*ジュジュ2008年9月30日生
*てぃだ 2010年5月30日生
*那子  2007年11月12日生

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